sakena Yacoobi

サキナ・ヤクービ

「教育」を通じて難民の第三国定住に対する基本的な解決策を提示

出生 1950.3.17
出身国 アフガニスタン
受賞理由 「教育」を通じて難民の第三国定住に対する基本的な解決策を提示
イスラム教徒の女性の人権と地位向上に貢献
共同受賞者 -

サキナ・ヤクービは数十年間、戦争で汚された、アフガニスタン難民の悲惨な生活を目撃しながら、将来の世代のための希望の鍵は「教育」という信念を持つようになりました。1995年体系的な教育環境作りのためにアフガン学習研究所(AIL:Afghan Institute of Learning)を設立し、1300万人の難民に教育と職業訓練を提供し、特にイスラム女性の人権と社会的地位の向上に大きく貢献しました。命が危ういタリバン政権下でも状況でも80以上の秘密の学校を運営しながら、3,000人の少女たちを教育しました。彼女の先駆的な努力で絶望と貧困にあえいでいた第1世代のアフガン難民とは異なり、2-3世代難民は共同体の再建のリーダーとして活躍することができるようになりました。

学歴

1977パシフィック大学(米国カリフォルニア州)生物学学士号
1981ローマリンダ大学(米国カリフォルニア州)公衆衛生修士号

経歴

  • ・1982   
    クリエイティング・ホープ・インターナショナル(CHI:Creating Hope International)」設立(米国ミシガン州)
  • ・1982-1991
    保健コンサルタント
  • ・1989-1992
    ディーター大学教師(米国ミシガン州)
  • ・1992-1995
    国際救援委員会(IRC)の所属として、パキスタンの難民キャンプで女性の教育と教師教育担当
  • ・1992-2001
    80校の秘密の学校運営(学生3,000人)
  • ・1995-現在
    アフガン学習研究所(AIL)設立と代表
  • ・2007-現在
    アフガニスタン・カブールとヘラートに私立学校設立(幼稚園から12年生まで)個人病院や診療所設立、ラジオ局Meraj 94.1FM設立

受賞歴

  • ・2004
    女性の権利賞(ピーターグルーバー財団)
  • ・2005
    ノーベル平和賞にノミネート
  • ・2005
    民主主義賞(民主主義のための国民基金)
  • ・2013
    オーパス賞(オーパス賞財団)
  • ・2015
    世界イノベーションサミット教育賞(カタール財団)

主な活動

・アフガン女性の能力強化のための草の根モデルの開発、女性指導者養成、女性の健康増進、教育を提供
・幼稚園、小学校、大学、女性教育センター、教育学習センターで質の高い教育機会を提供
・識字クラス運営、財政的支援が必要な女性に収入を訓練プロジェクト運営
・アフガニスタンの4つの地域でタリバン政権の下に80の秘密の学校を運営し、3,000人以上の少女を無事に教育することに成功
・アフガニスタンの女性​​にリーダーシップと人権教育を提供
・保健教育と基本的な医療サービスを提供:家族計画、産前/産後管理、助産師
・コンピュータの管理教育
・貧しいアフガン女性のための法律諮問クリニック運営

NOMINATION 2017

2017年度の受賞者

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